コベルコE&Mの現在地 -
三現主義で「本当の、いい仕事」ができる。
強みは、多様なプラントの現場と要素技術。
現地で、現物と、現実を、しっかりと見る「三現主義」をもっとも大事に――。社長に就任し、真っ先に抱いた想いです。働く人、設備装置など、現場の動きを肌で感じることで、いい仕事ができ、人としても成長できます。
「本当の仕事は、机上ではなく現場にある」
それは設計技術者として30年に及ぶ私のキャリアから生まれた信念です。そして、KOBELCOグループの一翼を担い、ものづくりの現場を支える技術力を培ってきたコベルコE&Mは、「本当の、いい仕事」ができる会社です。
グループ内の製鉄プラント、グループ外企業の化学・エネルギープラント、IPP（独立系発電事業者）の発電プラント。電気や計装・制御、機械、化学メカニズムなど高度で多様な要素技術。私たちは、独自技術に磨きをかける現場と専門技術者が揃うことが、大きな強みです。エンジニアリングからメンテナンスまで一貫したサービスを提供し、時代やお客様が求める「環境にやさしく、省エネルギーで、生産性を向上する」現場づくりで、確かな貢献を果たしています。多様な技術・人・経験を育てながら、お客様から「現場をぜひ、任せたい！」と言われる信用を築いていく。その持ち味を、これからも存分に発揮し続けていきます。
現場で働く社員の姿を見ると、いつも感動し嬉しくなります。作業着にはさまざまな“汚れ”が付いている。その“汚れ”は現場でしっかりと働き、知識や技術、技能を習得して、成長を遂げている証しです。本物の格好良さとは、良い仕事をやり遂げた自分に心から満足する姿だと、私は思っています。
これからの展望 -
技術・人・経験知のポテンシャルを融合。
DXで最適な「未来工場の総合診断」を。
「一人ひとりがイキイキ、ワクワクと、安心して働き続けられる」
「お客様の期待を超える価値を提供し続ける」
現在地から、何をどのようにして、どこへ向かうのか。私たちの未来ビジョンは10年後の2030年へ、目指す2つの姿の両立を実現し続けていくことです。また同時に、社員一人ひとりにもそれぞれの立場と視点から、自らのビジョンを持ってほしいと伝えています。与えられる未来だけでなく、どんな事業・仕事を担う自分でありたいのか、自らの手でそのベクトルや、実現に必要なマイルストーンを描き出すのは、とても楽しみなことです。
ICTやIoTによるスマートファクトリー化、AIなどDX（デジタルトランスフォーメーション）の活用によって、これからの10年はものづくりの現場が大きく進化を遂げていきます。その変革を先取りし、最適な「未来の工場管理・運用」の姿を描き出すポテンシャルを、私たちは持っています。機械装置の最適化技術、受配電設備の診断技術、計測・制御装置の更新技術、工場データ管理のシステム技術など。高度で専門的な技術、それに磨きをかける人材、積み重ねた経験知。今ある経営資産を連携し、さまざまな組み合わせで融合することで、データ活用や一元的な運用管理を実現する「のびしろ」があるからです。
個別の装置・設備の課題を解決する専門医から、トータルなプラント運用を提案し「健康な未来工場」へと導く総合診断も担える存在へ。すでにAI診断技術やVRを活用した技術習得の商品化に着手し、本当に役立つ技術は何か、ビジネスチャンスがどこにあるかを見定めています。お客様と幅広く総合的なコミュニケーションを増やし、喜ばれるサービスに育て、自信を持って提供していきます。
